非公開練習

最近音沙汰ないけれど、練習はしている。
上手くなったと思う。今、弾くのがとても楽しい。

ようやく、本当にようやく、精神の作り方を覚えた。
島へ引っ越してきた当初、大学生活からの田舎一人暮らし、というのはギャップが激しすぎて、おれは何をどうしていいのかわかっていなかった。そもそも人生の中で学生ではない、という時期は物心ついてから存在しなかったわけで、今考えると、一人暮らしこそ多少嗜んでいたものの、自立、自活の仕方が全くわかっていなかった。
人間関係の拠り所も、うまく探し当てられなくて。ほぼ同い年の人間を相手に、本の話、サブカルの話、講義の話、あるいは恋愛やものの考え方を軸に人間関係を構築してきていたので、大きく世代が開いていたり、あるいは文化的な距離が開いていたりすると、うまく打ち解けられない。相手と会話はしているはずなのに、大事なことを言い落している気分がずっとあった。


いろんなことがわからなすぎて、精神状態を持ち崩していた。孤独をつのらせた。家から一歩も出ない日がたくさんあった。

運動不足になっていた。都会に住んでいる間は、自宅から駅までの距離、駅構内の階段、到着駅から大学までの距離…と、一日に必須の運動量が結構あったのだが、こっちに引っ越してからは移動手段は原付で、つまり家を出てから一歩も歩かずとも目的地まで着けてしまう。
外出るくらいならピアノを弾くべき、とか思ってたけど、運動不足だと頭も回らない。一人きりだとそのことにも気付く機会がない。

運動しない、金がない、喋る相手がいない。
というのは、(おれの)鬱の三大要因だったんだろう。

今は体力を使うアルバイトをしている。筋肉がついているとなんだか元気だし、日光を浴びるとなんだっけ、セロトニンだっけ?あまりずどーんと精神が落ちたりしないし、よく眠れるようになった…気がする。疲れて寝足りなかったりもするけど。
お金もささやかだけど、ある。お金がなくて払うものも払えなくて死にそう、という事態にはなっていない。今のところ。
喋る相手は、まあそんなに多くはいないけど、遠くの友人と長電話をしたりしている。ネットで知らない人と喋ったりすることもある。でも、一番効いたのは、日記を書くことだ。フリーソフトをインストールして、何日かに一回、気が向いた時にタイピングで書きつける。他人に吐ける愚痴の量には限りがあるけれど、自分相手なら際限なく喋っていられる。会話のようなことをすることもある。自分に自分の話を聞いてもらうと、案外すっきりする。考えもまとまる。

つまり、鬱に対する対策がわかって、講じて、うまくいった。気持ちが沈んで頭がぼやーとしている、という状態から脱した。いえーい。


しばらく実家にいたお陰で、家事の回し方もわかるようになったし、今、「生活」がうまくいってるなー、という実感がある。
生活の中の、ピアノ。
アルバイトがある日でも一日に3時間位は弾くようにしている。


うん。やっと今、一人でも、楽しい。
一人で、古い家で暮らすの、楽しい。


他の作ること…お菓子作りとか、小説とかも、並行してやっている。色々やることで調子が良くなってくタイプなんだよな。
そろそろ人と積極的に関わることもできそうな感じ。不義理を働いている方々にそろそろご挨拶できたら…って、ずっと言ってますけど。ごめんなさいね。

多分、そろそろ、大丈夫です。





2016/10/18 22:30 | 雑記  TOP

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