映像を見る

映画を見る。
半分は楽しみで、半分は義務感。
「ものを作るなら映画を見ろ」と、言われたから。
大学の時、同じ学科の映像専攻の子たちが、ひいひい言いながら年間80本のレポートを書いていた。教授は「80でも少なすぎる」と言っていたようだけれど、なるほどそうだな、と今なら思う。
ひたすら数をこなさないと、映画を観る目は出来てこない。
俺は、目がちょっと育ってきたところ。数はせいぜい年間40本くらいだろうか。数えてないし、レポートも書いていない。
感想くらいなら、ノートに書きつけている。


実家にいるので、家族と映画を見に行ったりなんかもした。
母とは、木村拓哉主演の「HERO」を。
妹とは、黄色いちびっこいのが主役の「ミニオンズ」を。
「私には面白くなかった」と言ったら、「嫌なやつ」と言われた。
映画を見に行ったとき、「あそこのシーンがああでこうで」というのを楽しめるタイプと、「面白かったね」「そうだね」とだけ言いたいタイプといると思ってるんだけど、うちの母妹は後者みたいだ。
特に「HERO」はびっくりするほどつまらなくて、家に帰ってからどうやったら面白くなったか3時間くらい考えた。面白い映画を見るよりつまらない映画を見るほうが勉強になる、とはなにか漫画のハウツー本に書いてあったと思うんだけど(冨樫先生の言葉だったかな)、その通りだよなあ。


「屍者の帝国」は、期待して一人で観に行ったのだけれど、すごく残念な出来だった。
作画はすごくいい。丁寧に描かれていて、特に序盤の主人公の細やかな動作は見ているだけで幸せになれる。
しかしカット割が駄目だ。タイミングが死んでいる。多用される暗転、冗長な画面。アクション的にも心情的にも見せ場を作っているはずなのに、全然心に響いてこないのは、カットのタイミング、BGMのタイミングがズレているからだ。ひょっとすれば監督は、TVシリーズならそれなりに作れるのかもしれないけれど(暗転の箇所を「TV的なヒキ」と考えるとちょっとは納得いく)、映画に関してはセンス不足だと思う。
観終わった後、「映像素材と音声素材全部俺によこせ、編集してやる」という気持ちになった。いや、技術ないんだけどね。円盤の特典に、音声・映像素材を全部入れて売ってくれないかな。需要はあると思うんだ。私的利用の範囲内でいいから!

いや、原作を買って読んで、自分で一から絵コンテ書いてみようかと思ったくらいだ。
……ほんとにやってみるか?

ついでに、おんなじ理屈で駄目な作品になっちゃったのが今期のアニメの「ワンパンマン」である(3話くらいまで見た)。作画はいいのにタイミングが駄目。いい作画の場面をつなぎ合わせてかっこいいBGM乗せれば見応えのあるMADが作れると思う。



そんなに駄目出ししまくって、じゃあ何が面白いのかって?
そりゃあ「おそ松さん」に決まってるじゃないですか。
おそまつ!





2015/12/09 01:28 | 雑記  TOP

 | BLOG TOP |