24歳、である。

両まぶたを蚊に刺された。ひどい顔。視界も心なし狭い。

24歳になった。
23歳の後半くらいから、自分が24歳だという気がしていた。
今、26歳だという気がしている。今は誕生日間近だから自分の年齢を間違えることはないが、あと三ヶ月くらいしたら「26歳です」と言い出しそうで怖い。どうしてか、わからない。自意識がサバを読んでいる。

24年間生きてしまった。これからどうしようか。
12歳からの友達と今でも友達だ。2年間、一緒にいて、それからずっと月一~週一くらいの頻度で電話していて、会えるときには会う。人生の半分が彼女と友達で居続けている期間。なんだか恐ろしい。その友情の強度が。
私は、定期的に大掃除をして、友人というものをゴミ箱にさくさく放っているので、彼女の存在は稀有だ。友人で居続ける、というのはなかなか難しいことだと思う。ある時期に、必然性があったから一緒に居た仲間は、その場所を離れても一緒にいたいと思えるだけの魅力がない、メリットがない。いたずらにメールやスカイプで時間を潰して傷を舐め合うだけだ。共通の目的がないのだからそうなってしまうのは致し方ない。新たに関係をつくり直すという手もあるのだが、うまくいった試しはない。まあ、10年後くらいに会えたらいいよね、と思う。

友達なんて一人いれば十分だ。あとは仲間がいればいい。それと、信頼出来る調律師が欲しい。一対一でがんがんやりあえるドラマーが欲しい。
俺が今欲しい人間関係は、そんな感じ。

今年は、ちゃんと作品を作ることにした。
去年は、新しい環境に慣れるのに手一杯だった。そもそも家でピアノが弾けるようになったのが去年の12月からだから、音楽的なことが出来ていないのは仕方がない。でもそろそろ生き急ぐべきだ。26歳(自意識)だし。
自分の曲、CD。あと動画。小説も書きたい。
自分にとって、正しい音楽を、自分を全部使い切って、やりたい。

他人に喜んでもらえないことをしてはいけないような気がしていた。
周りの人たちに理解を得られないことをするのは、悪手だと思っていた。
それは、そうだ。
笑顔でいること。ありがとうと言うこと。他人のためになにかすること。他人を褒めること。
そういうことがきちんとできている人を見るのは、気分がいい。応援したくなる。私でも、そう思う。
そういう人は幸せになれる、幸せになるにはそういうことをしなさい、というのも、間違っていないと思う。

でも俺には向かない。
そういう結論を出した。
「誰かのため」で、力を発揮することができない。本当に、パフォーマンスが悪い。
誰かに認めてもらおう喜んでもらおう笑顔になってもらおうと、そういう目的意識で音楽をやると、とてつもなくつまらないものしか出来上がらない。精々、実力の半分も出せていないと思う。
なぜか。
私がいいひとになろうとすると、嘘をつかなくちゃいけなくなるからだ。
別段、私は自分が悪いやつだと思ってはいない。嫌なやつになる可能性は多分にあるけれど、今のところは最低限で抑えられているはずだ。
例えば、積極的に人を褒めようとする、とする。
それには、相手に褒めるポイントを見つける能力と、それを素早く言語化する能力が必要になる。
本当なら、相手をじっくり見て、自分が「いいな」と思ったポイントを指摘して褒めればいい。
でも、「相手を褒める」という目的だけ達成しようとすると、安易な、わかりやすいポイントや言葉にとびつくことになる。
その服かわいい。いい声だね。それ、きれい。
でも、よくよく考えてみると、その服を私はかわいいと思っていない。いい声だとも思っていない。
恐らく、私は自分の中の「世間」を参照して、そういう言葉を発しているんだろう。
他の人の真似をしている。他の人の感覚を真似している。あるいは目の前の人間に同調している。
だけれどそれは、自分に嘘を吐いていることになる。
あるいは、私と世間の境界が、溶け出している。

そういうことを繰り返しているうちに、自分の感覚が摩耗していく。
自分が何を感じているのかに、鈍感になっていく。
耳が悪くなる。目が悪くなる。
聴いていないし、見ていない。
なぜなら、感じてしまったら、簡単に褒められなくなるから。ポジティブな言葉を言えなくなるから。

でも、聴こえていないのに、感じられていないのに、どうやっていい音楽ができるというんだろう。

私は、開き直ることに決めた。

だって、元々、幸せになりたいなんて、思っていなかったんだ。

恐らく論理を詰めればまた違った答えが出せるのだろうけれど、とりあえず今日のところは、しっかり自分の感覚を信じて、嘘をつかずに、自分の作りたいものを作る、そういうなんてことない結論に落ち着くことにしよう。





2013/05/22 19:54 | 雑記  TOP

5月、ひとりライブのお知らせ。

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月一ライブやります。毎月柳井でやっております。
よろしくお願いします。


2013年5月9日 木曜日
タニサツキジャズピアノライブ
「心臓を爆破!」
19時開演 アクティブやない音楽室にて
入場料999円
問い合わせ 090-6997-9072 谷


自分で言うけど着々とうまくなってる。もっと弾きたい。世界がひっくり返るまで。ききにきてください。





2013/05/03 23:52 | 音楽活動  TOP

プロフィール

プロフィール

タニサツキ


mail:tanisatsuki@gmail.com
twitter:tanisatsuki
facebook:satsuki.tani



札幌生まれ、横浜出身。
4歳頃からピアノを始める。
中学で吹奏楽部に入部し、音楽にのめり込むことに。
しかし、結局大学は私立文系に行き、上京したため一旦ピアノから離れることになりました。

大学時代は、当初ジャズ研に所属していたものの、空気が合わず疎遠になりました。
代わりに、文芸部に入って、小説書いたり雑誌作ったりお酒飲んだり。

でも、大学が終わる時に「やっぱりピアノが弾いてないと生きてる感じしない」と思い、田舎へ住んで好きにピアノを弾くことを決意。都会だと、ピアノを弾くために家賃がかかり過ぎるし、お金を払うために働いたらピアノを弾く時間がなくなるだろう、と思ったので。
2012年5月に、周防大島に移住しました。大島は、海がきれいで、魚・みかんが美味しく、人も優しい、いいところです。
2012年12月に、名古屋のとある方からグランドピアノを譲っていただきました。お陰で今では毎日ピアノが弾けています。
大島に引っ越してきて、よかった。

2013年8月に、周防大島の古民家でジャズコンサートをやりました。新聞にも取り上げてもらいました。

島に来て、最初の頃はアルバイトをしていましたが、今は定期的な収入は何もありません。
お金はありませんが、掛け持ちでやっていても埒が明かないので、腹くくってピアニスト一本に絞ります。

というわけで、2014年5月20日から、私はジャズピアニストとして食っていきます。
お仕事がないと飢え死にするので、仕事か、お金か、ご飯をください。
よろしくお願いします。



090-6997-9072
tanisatsuki@gmail.com
〒742-2102
山口県大島郡周防大島町東三蒲1676-2

漢字で書くと谷早都希です。


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2013/05/01 05:40 | 自己紹介COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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